第132章

ドゥルーは本来、アリシアの護衛として十名の騎士小隊を付けていた。だが彼らはそれぞれ従魔の世話もあるし、最近のアリシアは城内で過ごすことが多い――こっそり狩りに出ているなど、もちろん誰も知らない――。

従魔は城の中を自由に歩かせにくい。結果として騎士たちは城に詰めてはいるものの、中庭などの開けた場所にいるだけで、彼女の傍に常駐するわけではなかった。呼べば来る。外出するとなれば隊列を整えて現れる。だが、外へ出ない日が続けば続くほど、彼らの手は空く。

一方のドゥルーは、最近さらに山奥――上位魔獣の縄張りへ踏み込んでいた。人手は多いほどいい。こちらの事情を知ると、城の防備もある程度は堅いし、アリ...

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